こんにちは!
Thinkです。
久しぶりに食虫植物関係の記事になります。
食虫植物の水耕栽培をしてきましたが、水耕栽培ができる植物とできない植物が徐々に判明してきましたので、記事に書きました。
食虫植物の水耕栽培を開始した経緯については、過去の記事をご覧ください。
①水耕栽培を試した食虫植物
- ハエトリソウ
- サラセニア・レウコフィラ
- サラセニア・プルプレア
- アフリカナガバノモウセンゴケ
- セファロタス
水耕栽培を始めた当初は、ハエトリソウとサラセニア・レウコフィラだけでしたが、途中から他の品種も追加しました。
なお、ドロソフィルムについては、植え替えが難しいためもともと水耕栽培は行いませんでした。
②水耕栽培をした結果
- ハエトリソウ→できない
- サラセニア・レウコフィラ→できない
- サラセニア・プルプレア→できる
- アフリカナガバノモウセンゴケ→できる
- セファロタス→できない
結果は以上のようになりました。
以下に水耕栽培して成長した姿を掲載します。
なお、サラセニア・レウコフィラとセファロタスについてはどんどん弱ってきたので、早々に通常の土に植え替えました。
③水耕栽培ができた品種
・アフリカナガバノモウセンゴケについて
アフリカナガバノモウセンゴケは、今のところ一番順調に成長している品種になります。
上に成長していくタイプで、根も下に長く伸びる食虫植物ですので、水耕栽培に適していました。
・サラセニア・プルプレアについて
サラセニア・プルプレアも順調に成長しています。
このサラセニアは、横に伸びるタイプのサラセニアで、球根のような物(バックパルプ?)を形成しません。
そのため、水耕栽培用土のような硬い石の中でも成長できるようです。
また、根も下に長く伸びますので、下にたまった水も吸い上げることができるようです。
④水耕栽培ができなかった品種
・ハエトリソウについて
ハエトリソウは一応成長してきましたがあまり元気がないです。
ハエトリソウは、成長点が球根のように膨らんでいくタイプの植物ですので、周りの土を押しのけなければいけません。
水耕栽培用の土は、石のような硬さなので膨らむ事ができず、成長が妨げられているようです。
そのため、水耕栽培には適さないです。
・サラセニア・レウコフィラについて
サラセニア・レウコフィラは、成長するとバックパルプという球根のような物を形成します。
そのため、ハエトリソウと同様の理由で成長が妨げられるため、水耕栽培に適していませんでした。
・セファロタスについて
セファロタスは上に成長するのではなく、下と横に成長するタイプの食虫植物です。
球根とまではいきませんが、根が発達する植物です。
ですが長く成長はしませんので、容器の下にたまった水を吸い上げることができません。
そのため、硬い土を使用する水耕栽培には適しませんでした。
⑤水耕栽培の注意点
ハエトリソウ、サラセニア、セファロタスは細菌やウィルスの感染症にかかる事が多いので、予防用に薬剤散布が欠かせません。
また、根腐れ防止剤を入れているものの、水耕栽培は根腐れを起こしやすいです。
今のところ順調に成長しているのはアフリカナガバノモウセンゴケとサラセニアプルプレアだけですので、今後はこの2つの品種だけ継続して育ててみたいと思います。