こんにちは!
Thinkです(Twitterアカウント👉https://twitter.com/Think_blog_2019)
先日、新型iPadと現行iPadを比較し、勉強・イラストに使えるかを中心に比較しました。
結論だけ書きますと、容量当たりの価格、画面の性能、処理速度、重さの観点から新型iPadを買うよりもiPad Airを買ったほうが良いという結論になりました。
では新型iPadの立ち位置は何でしょうか?
そして周辺機器(Apple Pencil、スマートカバーキーボード)は必要なのでしょうか?
前回は勉強・イラストを中心に考えてみましたが、今回は想定される用途と、周辺機器の必要性を考えてみたいと思います。
①iPad Airと新型iPadの比較
型式 | iPad Air | 新型iPad |
画面サイズ | 10.5インチ | 10.2インチ |
最小構成価格(Wifiモデル) | 54800円 | 34800円 |
画面仕様 | Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ |
解像度 | 2224×1668 | 2160×1620 |
1インチ当たりのピクセル数 | 264ppi | 264ppi |
輝度 | 500ニト | 500ニト |
液晶の機能 | 耐指紋撥油コーティング | 耐指紋撥油コーティング |
広色域ディスプレイP3 | ||
TrueToneディスプレイ | ||
フルラミネーションディスプレイ | ||
反射防止コーティング | ||
1.8%の反射率 | ||
対応周辺機器 | Apple Pencil(第1世代)に対応 | Apple Pencil(第1世代)に対応 |
スマートカバーキーボード対応 | スマートカバーキーボード | |
重量 | 456g | 483g |
チップ | A12 Bionic | A10 Fusionチップ |
容量当たりの価格は、iPad Airの方が低いですが、一番安く買えるのが新型iPadの強みになります。
そのため、普及価格のiPadといった位置づけになります。
容量32GBなので、OSを含めると実際に使えるのは20GBあるかないかくらいになりますので、画像を入れるくらいの用途には使えそうです。
また、それなりの準備は必要ですが、クラウド経由でデータをやり取りするのであれば、この容量で十分だと思います。
②新型iPadでできることは?
つまりiPad入門機です。
使用する場所は、家庭の子供用、学校教育用とビジネス用が考えられます。
また、日本以外の国で低所得者向けの普及用の端末としての用途も考えられます。
新興国での用途は、Apple端末を使ってもらうための普及目的が高いです。
今回は日本国内で発売した意味を考えてみます。
A.家庭の使う小さい子供用ではどのように使うか?
基本的には動画閲覧、ネットサーフィンといった用途になると思います。
また、アプリによる知育にも使えると思います。
液晶を長時間見るので、目が心配になりますが用途としては十分に使える物だと思います。
小さい子供がいる場合、Apple Pencilのキャップを飲み込んでしまうといった事故が発生する可能性があるため、周辺機器は不要だと思います。
Appleも、新型iPadを使って育った子供が将来Apple製品を使ってくれる可能性が高くなるため、将来への投資としてこのモデルを出していると思います。
B.学校教育用の場合どのように使うか?
考えられるのは、小学校、中学校、高校の教育です。
大学は、大学自体が必要なPC等を斡旋するので、必ずしも必要ではないと思います。
生徒一人一人に配布して、ノート(ただし、快適ではない)、教科書の代用品、もしくは動画による教育に使えると思います。
ですが、ノートとして使う場合は、Apple Pencilも買わなければなりません。
また、Apple Pencilの第一世代は、iPadの端子に差し込んで充電するタイプです。
そのため、キャップをなくす可能性が高いです。Apple Pencil(第一世代)は小学生には扱いが難しいかもしれません。
<周辺機器について>
Apple Pencilは10800円します。
文字入力も頻繁に行うのであれば、キーボードも買うと思いますが、17800円します。
Apple Pencilとキーボードを買うだけで新型iPadが1台買えるくらいのお金がかかってしまいますね。
前回も書いた通り、新型iPadはほかのiPadと比べて快適に文字が書けるわけではありません。そのため、ここまでお金をかけて教育に使う必要があるかは疑問です。
C.ビジネス現場ではどのように使うか?
営業担当が持ち運ぶデータ端末、レジの会計等の用途に使えると思います。
Wifi+セルラーモデルもあるため、出先でもデータ通信が可能です。
学校教育と比べて、用途の幅は広くなるため、周辺機器が必要かは考えることができないです。
ただし問題になってくるのはハードウェアとOSの関係です。
昨日も書きましたが、使用しているチップがA10 Fusionチップという、2世代前のチップになります。
個人と違い、ビジネスで使用するPCの買い替えサイクルは、会社によって決まっています。仮に買い替えサイクルが5年周期だとすると、5年以内にA10 FusionチップがOSのアップデート対象外になるか、OSのアップデートはできても、動作が重くなる可能性があります。
おそらく購入してから2~3年目が節目になると思います。
5年以上使うのを視野に入れるのであれば、iPadAirの方がいいと思います。
③まとめ
ここまで新型iPadの用途を考えてきました。
家庭での子供の知育、学校での勉強、ビジネス現場での使用を中心に考えたとき、チップが最新でないことを除き、新型iPad自体の使用に問題はないが、周辺機器は不要だと思いました。
その理由は、普及価格帯の新型iPadに使う周辺機器にしては、値段が高いからです。
せめてiPad Airに使うか、周辺機器が5000円くらいだったら買ってもいいと思います。
個人的な感想としては、周辺機器の値段が下げれないのであれば、むしろ新型iPadのペンシルとキーボード機能を省いて、さらに安いモデルにしたほうがいいのはないかと思いました。
④Apple Pencil(第一世代)を買う方に注意です。
Apple Pencil(第一世代)はマグネットを搭載していないため、持ち運びに苦労します。
以下に参考までにApple Pencil(第一世代)を持ち運びやすくするアイテムを紹介します。
以下の商品はApple Pencil(第一世代)つけるマグネット内蔵グリップです。磁力によりiPadにくっつけて持ち運ぶことができます。
グリップにもなるので、一石二鳥です。
もしくは、Apple Pencil(第一世代)を取り付けることができるケースを買ってもいいかもしれません。リンクはiPad Air用ですが、今後新型iPad用の物も発売されるかもしれません。
耐久性が高いケースなので、オススメです。