こんにちは!
Thinkです。
これまで、環境計量士(濃度関係)(以下環境計量士と略す)の国家試験合格の体験談として、問題の解き方について記事を書いてきました。
試験まで2か月を切りましたが、既に問題集を何回も勉強されているかた、なかなか時間が取れなくて勉強できていないかた、さまざまな方がいらっしゃると思います。
今回は、なかなか時間が取れなくて勉強できていない方のために、これから複数回に分けて機器分析について、ざっくり説明します。
もちろんきっちりと原理から説明するのが一番ですが、すべて書くと辞典のような文字数になってしまうので「詳しい説明は省くが、こうゆう分析できる」のようなざっくりとした感じに説明します。
今回は原子吸光光度計について概要を説明します。
ぜひ読んでみてください。
①吸光光度計とは?
原理:物質は特定の波長の光を吸収する。という性質を利用します。
分光光度計と一緒ですね。
②分光光度計と異なる点
分光光度計→分子による光の吸収を利用して分析
原子吸光光度計→原子の光の吸収を利用して分析
分光光度計は、分子の状態の物を測定するのに適していますが、原子吸光光度計は原子のみ測定します。
また、原子は個体ではなく原子蒸気の状態にする必要があります。
③原子吸光光度計の詳細な原理
④原子吸光光度計のポイント
⑤試料を原子蒸気化する方法
- フレーム法→炎を用いて原子蒸気化
- グラファイト炉法→電流を用いて原子蒸気化
- 水素化物発生法→水素化物にしたのちに熱して原子蒸気化
- 還元気化法→気化しやすい性質を利用して原子蒸気化
があります。
⑥まとめ
原子吸光光度計の原理について書きましたが、パワーポイントで資料を作製し、画像として貼り付けているため、見づらいところもあるかもしれませんが、ご容赦ください。
水素化物発生法と還元気化法は適用できる元素が少ないため、テストに出る可能性が高いです。
なので最低限この2つは覚えておいたほうがいいです。
試験勉強の参考としていただけますとありがたいです。
バックグラウンド補正については、次回の記事で解説したいと思います。
過去記事↓