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ASUS Zephyrus G14のベンチマーク測定 あれ?並みのデスクトップパソコンよりも高性能?

こんにちは!

Thinkです(Twitterアカウント👉https://twitter.com/Think_blog_2019)

 

今回は2020年5月末に発売された、ASUS製のノートパソコン「Zephyrus G14」のベンチマークを測定しました。

 

初めに結論を言いますと、「高かったけど、買ってよかった!」と言える性能でした。 

詳細は以下に記載します。

 

 

①購入したZephyrus G14のスペック(おさらい)


  • OS:Windows 10 Home 64ビット版
  • CPU:Ryzen 9 4900HS
  • GPUAMD Radeon(内蔵)+RTX2060 MAX-Q
  • メモリ:16GB(DDR4-3200)
  • ストレージ:NVME SSD 1TB
  • ディスプレイ:14.0型ワイド(2560×1440、60Hz)
  • カメラ:無し
  • 無線通信:内蔵 (IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax+Bluetooth v5.0)
  • バッテリ:4セル リチウムイオンバッテリ
  • 拡張I/F:HDMI x 1、マイクロフォン/ヘッドフォンコンボジャック、USB 3.0×2、USB 3.1(Gen2 Type-C×2 (左手側はUSB PDとDP対応)
  • スピーカー:クアッドスピーカー内蔵(1W×2、0.7W×2)
  • カラー:ムーンライトホワイト
  • 主な添付品:ACアダプター
  • 駆動時間:約9時間
  • サイズ:横324×奥行222×高さ17.9~18.9mm(AniMe Matrix非搭載モデル)
  • 質量 約1.65kg

 

②バッテリー駆動時間


計測ソフトはBBenchを使用しました。

外出先での使用を想定し

WiFiオフ

・輝度最低

・バランス設定

の状態で、フルHDの動画をひたすら流し続けてバッテリーが5%になるまでの時間を測定しました。

 

その結果、5時間40分でバッテリーが切れました。

 

バッテリー容量と測定方法に違いはありますが、携帯性重視のLifebook WU2/D2の駆動時間が4時間35分(バッテリー100%→10%まで減る時間)でしたので、モバイル用途でも十分使用できる駆動時間だと思います。

 

Cinebench R20測定結果


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Cinebench R20 測定結果

測定時の設定は「ターボ」にしました。

その結果

マルチコアの数値が4141

シングルコアの数値が482

となりました。

 

<参考までに>

ゲーミングノートパソコンのAERO15(Core i7 9750H搭載)

マルチコアの数値が2509

シングルコアの数値が424

 

私が持っているデスクトップパソコン(Ryzen 5 3600搭載)

マルチコアの数値が3397

シングルコアの数値が471

 

Zephyrus G14が8コアCPUで、上記2機種が6コアCPUとコア数が異なるため、マルチコアの結果は単純な比較はできませんが、シングルコアの数値だけ比較しても並みのゲーミングノートパソコンやデスクトップパソコンよりも高い事がわかります。

 

次にCinebench R20測定時の周波数とCPU温度のグラフを掲載します。

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ベンチマーク測定開始直後にCPU温度が95℃付近まで上昇し、周波数は3.7GHz付近で一定になっています。

 

その後CPU温度は一時的に85℃付近まで下がりますが、周波数が一定なのに対して徐々にCPU温度が上昇し、最終的に92℃付近まで上昇しました。

 

これまで測定してきたベンチマークだと、85℃付近で一定になる事が多かったので、CPU温度は高めの印象です。

 

また、周波数が一定でもCPU温度が上昇している事から、冷却が間に合っていないか温度の許容値が92℃付近に設定されている可能性があります。

 

CPUの仕様では105℃が上限のようなので、95℃でも問題は無さそうですがCPU以外の基盤が故障しないか心配です。

 

基本クロックが3.0GHzなので、熱で周波数が低下して基本クロックを下回る事は無さそうですが、長時間CPUに負荷をかける作業をする場合は、意図的にCPUの稼働率を下げたほうがよさそうです。

 

④実際にゲームで遊んでみた


今回はニーアオートマタとウィッチャーⅢでFPSを測定しました。

一般的に60fpsでれば快適にプレイできますので、どの画質設定で60fpsが出るか確認しました。

 

✅ニーアオートマタ

解像度:フルHD

画質:High(プリセット)

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✅ウィッチャーⅢ

解像度:フルHD

画質:最高(プリセット)

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すべてのシーンを確認したわけではないので、負荷が大きいシーン(キャラクターが沢山出るなど)では、動作が重くなる可能性はありますが、どちらのゲームでも最高画質で60fpsで遊ぶ事ができました。

 

本機種に搭載しているRTX2060自体が「フルHD解像度で60fpsを出す」性能を目標にしたGPUなので、MAX-Qモデルではありますが、フルHD解像度であればほとんどのゲームを快適に遊べると思います。

 

⑤まとめ


このZephyrus G14ですが、実際に触ってみた結果、従来の軽量なゲーミングノートパソコンと比較して

✅2kg以下で筐体サイズが小さく、バッテリー持ちが良いため携帯性に優れている

✅並みのゲーミングノートパソコンやデスクトップパソコンよりもCPU性能が高い

フルHD解像度であればほとんどのゲームが快適にプレイできる

✅オンラインショップでは様々なモデルが用意されているため、自分に合った機種を選びやすい

 

CPUに関して言えば、重量級のゲーミングノートパソコンに搭載されている物と同等の性能を持っているので、これまでのゲーミングノートパソコンの常識を覆す性能を持ったノートパソコンです。

モバイルノートパソコンを買うかゲーミングノートパソコンのどちらを買うか悩んでいる人にオススメできる機種です。

 

ただし、注意すべき点は

WEBカメラ非搭載なのでテレワークには向いていない

✅CPU温度高めなので少し抑制したほうが良いかも

✅WQHD液晶は少し残像があるため、ゲームメインで使用する方はフルHD(120fps)モデルを推奨

 

👇公式サイトのリンクを掲載しますので、もし興味がある方は是非確認してみてください。