環境計量士(濃度)

【初心者向け】環境計量士(濃度関係) 国家試験攻略 その⑤ ~変化に気を付けよう~

こんにちは!

Thinkです(Xアカウント👉https://x.com/Think_blog_2019)

環境計量士(濃度)(以下環境計量士)を受験するときには、最新の情報を把握することが欠かせません。
この記事では、2019年に発生したSI単位の定義変更について書きました。

このように、たまに定義や基準が変わり、そのことについて試験に出ることがありますので、受験する年の前年に行われた変更については把握しておく方が良いです。

今後受験される方の参考にしていただけると幸いです。

①問題の出題傾向

基本的に過去問から似たような出題されることが多いです。

過去問に関しては、体験談①でも紹介していた問題集を勉強することで対応できるため、ここでは触れないでおきます。

過去問以外には以下のような問題が出題される可能性があります。

  • 試験の前年に変更された法律やJISに関する問題
  • 試験の前年に発生した、ニュースになるような事件・事故(例えば薬品流出)に関する化学的な問題
  • ノーベル賞や大発見のようなニュースになるような案件
  • イオン電極とpH計は交互に出やすい。
  • 放射性崩壊に関する問題は、半減期に関する問題と崩壊に関する問題が交互に出やすい。
  • 有機化学の割合が多くなっている

 

②2018年から2019年にかけて何があったか?

すべてのニュースを把握できていませんが、2018年(前回の試験)から2019年の6月ごろにかけて、大きく変わったことが一つあります。

それは、4つのSI単位の定義が変わったことです

③そもそもSI単位とは?

変更されたSI単位に触れる前に、まずはSI単位自体について触れたいと思います。

SI単位とは国際単位系と呼ばれ、世界各国で取り決めた単位の共通ルールになります。

7つの基本単位(長さ、質量、時間、電流、熱力学温度、物質量、光度)があり、それらを組み合わせたSI組み立て単位(面積、圧力、加速度など)があります。

物体の状態はこのSI単位系で表すことになりますが、各国文化による独自の単位を使うこともあります。日本だと尺や寸などが当てはまります。

これはSI単位ではありませんが、ある一定の数値を掛けることでSI単位に変換することができます。

SI単位の詳細については、産業技術総合研究所が公開しているパンフレットに記載がありますので、コチラを参照ください。(旧定義で記載されています)

④何が変更されたのか?

今回定義が変わったSI単位は以下の4つで、新定義では物理定数を使用して表現する内容に変わっています。

試験に出題されるときにどのような内容で出題されるかはわかりませんが、この定義を完全に覚える必要はないと思います。

ですが最低限これら4つのSI単位について「物理定数による定義に変わった」という事実だけは押さえておいたほうがいいと思います。

例えば

「キログラムの定義の記載の中で誤りがあるものをを一つ選べ」のような問題文で、選択肢の中に旧定義の内容が記載されている・・・といった感じです。

のような問題が出るかもしれません。SI単位の改定を知らなければ、ひっかかってしまう問題ですね。

新定義の内容や、変更の背景について詳細に確認したい方は以下の書籍に記載されておりますので、興味があれば読んでみてください。(わかりやすく書かれています)

旧定義

kgキログラムは質量の単位であって、単位の大きさは国際キログラム原器の質量に等しい
A

アンペアは真空中に1メートルの間隔で平行に配置された無限に小さい円形断面積を有する無限に長い二本の直線状導体のそれぞれを流れ、これらの導体の長さ1メートルにつき2×10-7ニュートンの力を及ぼし合う一定の電流である。

molモルは、0.012キログラムの炭素12の中に存在する原子の数に等しい数の要素粒子を含む系の物質量である。
K熱力学温度の単位ケルビンは、水の三重点の熱力学温度の1/273.16である。

新定義

kg

キログラムは質量の単位であって、その大きさは、単位s-1・m2・kgによる表現で、プランク定数hの数値を6.62607015×10-34と定めることによって設定される。

A

アンペアは電流の単位である。その大きさは、電気素量eの数値を1.602176634×10-19と定めることによって設定される。単位はCであり、これはA・sに等しい。

mol

モルは物質量の単位である。1モルは正確に6.02214076×1023の要素粒子を含む。この数値は単位mol-1による表現でアボガドロ定数NAの固定された数値であり、アボガドロ数と呼ばれる。

K

ケルビンは熱力学温度の単位である。その大きさは、単位s-2・m2・kgK-1による表現で、ボルツマン定数kの数値を1.380649×10-23と定めることによって設定される。

⑤まとめ

この記事では、2019年に行われたSI単位の変更を例に、最新の情報を入手する重要性を説明しました。

毎年何かしらの変更がありますが、常にアンテナを張って把握することは難しいのが現状です。

そのため、過去問を勉強するほかに、最新の情報を入手するためには試験の講習会を受講するのが一番確実かと思います。

一般社団法人 日本環境測定分析協会で講習会が開催されています。

コチラにリンクを掲載しますので、あわせてご覧いただければと思います。

⑥環境計量士関係の記事

コチラのサイトに私がこれまで投稿した記事をまとめました。
是非ご活用ください。