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【レビュー】ThinkPad x1 Carbon (2018) のベンチマーク測定

こんにちは!

Thinkです(Twitterアカウント👉https://twitter.com/Think_blog_2019)

 

今回は、購入したThinkPad x1 Carbonのベンチマークを測定しましたので、その方法を紹介いたします。

 

購入したThinkPad x1 Carbon(2018)のスペックは前回の記事をご参照ください

 

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①バッテリー駆動時間

計測ソフトはBBenchを使用しました。

  • Wifiオフ設定
  • 輝度MAX設定
  • 高パフォーマンス設定

の状態でフルHD(1920×1080、60fps)の動画をひたすら流し続ける作業を行い、バッテリーが100%から1%になり、自動シャットダウンが発生するまでの時間を計測しました。

使用した動画は、前回のLifebook WU3/D2で使用した物と同じ動画(SEKIROの自分のプレイ動画で、負けるシーンが延々と続く動画)を使用しました。

 

その結果、4時間54分でバッテリーが切れました

 

 

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考察

今回のテストでは、Wifiをオフにするといった若干の変更をしておりますが、lifebook WU3/D2とほぼ同等の結果になりました。しかし、ThinkPad x1 Carbonはバッテリー容量が57Wh(Lifebook WU3/D2は50Wh)と、少しだけ容量が多いことを考えると、矛盾した結果が得られました。

 

前回の記事にも書いた通り、Lifebook WU3/D2と液晶を比較すると、ThinkPad x1 Carbonの方が色鮮やかに見えます。

搭載しているCPUとメモリ容量が一緒なので、液晶の消費電力が多いのかもしれません。

それでもBlu-rayビデオクラスの動画再生で、このくらいバッテリーが持つので、文書作成やネットサーフィン程度であれば6時間は確実に作業できると思います。

 

②CINEBENCH R20

CINEBENCHR20を使用して、マルチコアとシングルコアの両方のスペックを測定しました。

 ThinkPad x1 Carbonには、インテリジェントクーリングという機能があり、膝の上においていたり、手に持っているときは本体が熱くならないようにパフォーマンスを最適化する機能があります。

そのため、インテリジェントクーリングのオン、オフ両方を測定しました。

 

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CINEBENCH R20 測定結果(インテリジェントクーリングオン)

 

 

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CINEBENCH R20 測定結果(インテリジェントクーリングオフ)

マルチコアの数値は1300付近

シングルコアの数値は350付近

 

という結果が出ました。

前に測定したLifebook WU3/D2の結果と比較してみるとマルチコアの数値は、Lifebook WU3/D2よりも高い値がでましたが、シングルコアの数値はLifebook WU3/D2よりも低い値になりました。

 

 

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③CINEBENCH R20測定中のCPU周波数と温度の関係

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CPU周波数と温度の関係 インテリジェントクーリングオン
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CPU周波数と温度の関係 インテリジェントクーリングオフ

測定開始30秒までは、インテリジェントクーリングオン、オフともに同様の挙動を示していますが、30秒以降では、インテリジェントクーリングオンはCPU周波数が2.7GHz付近の一定の数値を示したのに対し、オフだと1分21秒付近から周波数が低下し始めました。

 

考察

インテリジェントクーリングオン、オフのグラフを見比べると、CPU周波数が低下し始めるのは、CPU温度が90℃付近に到達した当たりから、周波数が低下し始めます

オンは測定を開始してから90℃付近に到達するまでの時間が長いため、90℃付近に到達するまでの間の2:07までは周波数2.7GHz付近を維持していました。

オフの場合は測定開始後、1:15当たりで90℃付近に到達してしまったため、周波数の低下が発生しました。

しかし、その後は温度が低下しているにも関わらず、周波数がどんどん下がっていきました。

これがCINEBENCH R20のスコアが、オフの方が低い理由だと思います。

インテリジェントクーリングの詳細な設定がわからないので、憶測でしか判断できませんが、今回の測定は、インテリジェントクーリングオンを測定した後にオフの測定をしているため、PCが冷え切らない状態でオフの測定をしています。

CPUの温度自体はある程度低下した状態で測定開始していますが、の部品の温度が低下していなかった可能性は十分にあります。

そのため、CPUの温度は低下していて、十分な余裕があったにも関わらず、クロックが低下した可能性はあります。

 

④まとめ

今回は、ベンチマーク測定として、バッテリー駆動時間とCINEBENCH R20によるCPUの性能測定を行いました。

その結果、動画視聴だとバッテリー駆動時間は約5時間CINEBENCH R20はLifebook WU3/D2と同等の結果が得られました。

 

CINEBENCH R20の結果が多少異なりましたが、同じCPUを搭載している以上は、Lifebook WU3/D2と目に見える違いはないと思います。

 

ちなみに今回は、動画変換のテストは行いませんでした。

理由は、前回の記事のLifebook WU3/D2と同じCPU、同じ容量のメモリを搭載しているからです。

 

私が購入したのは2018年モデルですが、さらにスペックアップ(スピーカー4つ、CPUが10世代)したモデルが発売されております。

以下に商品リンクを貼りますので、興味がある方はご覧ください