こんにちは!
Thinkです。
これまで食虫植物の水耕栽培の様子を記録しており、先日Youtubeに途中経過をまとめた動画を公開しましたが、編集時に気になった事があったため、記事にしました。
先日公開した動画はこちら↓
①水耕栽培の環境説明
気になった点を説明する前に、前に記事でも書いてはいますが水耕栽培の環境を説明いたします。
食虫植物の植え付け状態については、前の記事で書いた通りです。
↓前回の記事
ランプの点灯時間と撮影方法は以下の通りです
- 植物用のLEDライトは朝6時点灯で、夕方18時に消灯(12時間点灯)
- 撮影はGoProのタイムラプス機能を使って、60分に1枚の間隔で写真撮影
そのため、24時間で撮影できるのはデータを取り込むタイミングにもよりますが、23枚ほどになります。
ランプが点灯している時間が12時間なので、24時間で撮影した画像のうち、ちゃんと食虫植物が写っているのは、大体12枚くらいです。
それ以外の11枚は、ランプが消灯している状態なので、撮影しても真っ暗闇が写っています。
②気になった点
ここで気になった点を紹介いたします。
先日公開した動画は、ランプが点灯している状態で撮影した画像をまとめて動画にしたものですが、観ていて気付いた方がいらっしゃると思います。
それは、ハエトリソウの枯れた葉っぱの変化です。
ハエトリソウの葉っぱが力なく倒れているのは、一度冬眠状態に入ったからです。
ハエトリソウが冬眠に入ったときに生えていた葉っぱは、冬眠状態から覚めるときに黒く変色して枯れますので、動画内で黒く変色していくのは通常の現象です。
気になったのは、「変色が進んだタイミングです」
まずは12月13日に撮影した画像をご覧ください。
緑の枠で囲んだ部分に注目してください。
そして11時間後の写真です。
ほとんど変化がないように見えます。
ではさらに11時間後の12月14日に撮影した画像をご覧ください。
明らかに変色が進んでいるのがわかると思います。
そして次が同じ日の17時31分に撮影した画像です
ランプが点灯している最中は、ほとんど変化がありません。
③ここからわかる事
この現象はハエトリソウに限った話かもしれませんが、この「変色」という現象が、一晩で急激に進行することが「冬眠から目覚めたタイミング」ではないでしょうか?
冬眠中でも光合成と呼吸は行われていますが、覚醒状態と比較して生命活動は押さえられていると思います。そのため、成長するスピードも、枯れるスピードもどちらも遅いです。
ですが、冬眠から覚めたときに生命活動がスピードがアップします。そのため、成長と変色するスピードが速くなった時点が、冬眠から覚醒状態に切り替わったタイミングではないかと考えています。
私は植物学はあまり詳しくないので推測しかできません。
夜間は光合成ができないため、植物は呼吸しかしていません。
生命活動のリソースに限りがあるとすると、夜間は光合成ができない分、変色に集中できるため、夜間の方が変色するスピードが速い可能性があります。
④まとめ
植物の動きは動物と比較してゆっくりなため、これまではハエトリソウが冬眠から覚める明確なタイミングを見た事がありませんでした(今までは、「あー、なんか変化があるような気がする」程度)。
今回の水耕栽培によって、明確なタイミングを発見できたのかもしれません。
サラセニアについては、冬眠時に生えいてた葉っぱが変色してきているものの、萎れたり倒れたりといった、変化がないことと、植え替え時に根が切れてしまった事を考えると、根が成長している途中で、葉の成長に回す余力がないのかもしれません。
もう少し経過を見守りたいと思います。