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Thinkです(Twitterアカウント👉https://twitter.com/Think_blog_2019)
今日(2019/09/12)の朝早くに、新しくiPhone11とiPad(第7世代)が発表されました。
個人的にはiPad Proが発表されるのを期待していましたが、残念ながら発表されませんでした。
さて、この新型iPadですが、勉強やイラストを描くのに向いているのか、現行iPad同士で比較してみました。
なお、あくまでも書くことについてのみ比較するため、CPUやGPUといった処理速度についてはあまり言及しません。
- ①iPadの液晶性能比較
- ②iPadで勉強・イラストを描くことに必要なこととは?
- ③最も勉強・イラストを描くことに向いているiPad Proですが、値段・・・・
- ④iPad Pro以外のiPadで比較すると?
- ⑤まとめ
①iPadの液晶性能比較
型式 | iPad Pro | iPad Air | iPad mini | 新型iPad |
画面サイズ | 11インチ | 10.5インチ | 7.9インチ | 10.2インチ |
最小構成価格(Wifiモデル) | 89800円(64GB) | 54800円(64GB) | 45800円(64GB) | 34800円(32GB) |
画面仕様 | Liquid Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ |
解像度 | 2388×1668 | 2224×1668 | 2048×1536 | 2160×1620 |
1インチ当たりのピクセル数 | 264ppi | 264ppi | 326ppi | 264ppi |
輝度 | 600ニト | 500ニト | 500ニト | 500ニト |
液晶の機能 | 耐指紋性撥油コーティング | 耐指紋撥油コーティング | 耐指紋性撥油コーティング | 耐指紋撥油コーティング |
広色域ディスプレイ(P3) | 広色域ディスプレイP3 | 広色域ディスプレイ(P3) | ||
True Toneディスプレイ | TrueToneディスプレイ | True Toneディスプレイ | ||
フルラミネーションディスプレイ | フルラミネーションディスプレイ | フルラミネーションディスプレイ | ||
反射防止コーティング | 反射防止コーティング | 反射防止コーティング | ||
1.8%の反射率 | 1.8%の反射率 | 1.8%の反射率 | ||
ProMotionテクノロジー | ||||
対応周辺機器 | Apple Pencil(第2世代)に対応 | Apple Pencil(第1世代)に対応 | Apple Pencil(第1世代)に対応 | Apple Pencil(第1世代)に対応 |
スマートカバーキーボードフォリオ対応 | スマートカバーキーボード対応 | なし | スマートカバーキーボード |
液晶の機能を見ると、新型iPadは、ほかのiPadと比べて機能が少ないことがわかります。
②iPadで勉強・イラストを描くことに必要なこととは?
これまでの記事でも書いたことがありますが、iPadで勉強する上で重要なことを考えてみましょう。
①参考書とノートアプリを並べて表示できること
②Apple Pencilに対応していること
③画面サイズが広いこと(A4サイズに近い約10インチ以上が目安)
④書き心地がいいこと(ストレスなく書けること)
⑤発色が正確なこと(イラストを描く場合)
①については、iPadの性能というよりは、搭載するOSの機能に由来することなので、すべてのiPadで可能です。
②については、比較表を見ていただくとわかる通り、世代は違うものの、すべてApple Pencilに対応しています。
③については、iPad mini以外は問題ないです。
④については、具体的に書きますと、ペンが触れた瞬間にどれだけ早くiPadの液晶に反映されるかの問題になります。これは、iPad Proとそれ以外のiPadを比較するとiPad Proのほうが2倍速いです。
⑤については、新型iPad以外は色域が広いため、正確な発色があります。
なお、低反射防止や撥油コーティングについては、液晶保護フィルムを張ることで対応できるので、ここでは比較しません。
③最も勉強・イラストを描くことに向いているiPad Proですが、値段・・・・
最も勉強・イラストを描くことに向いているiPadはiPad Pro一択です。
その理由は、「ProMotionテクノロジー」と「フルラミネーションディスプレイ」の存在です。
・ProMotionテクノロジーとは、液晶の1秒間に切り替える画像数が120枚であることを示しています。ほかのiPadは1秒間に60枚の切り替えスピードです。
これが速いほど、ペン先が画面に触れてから画面に反映されるまでの時間が速くなるため、滑らかに書くことができます。(紙に書くのと大差ないです)
・フルラミネーションディスプレイとは、液晶の表示面とそれを保護しているガラス面の隙間を小さくして、映像が液晶の表面に移っているような表示をするディスプレイになります。ペンで書くときに、狙った位置に文字を書くことができます。
ですが、iPad Proはご覧の通り、高いです(笑)。
④iPad Pro以外のiPadで比較すると?
ではほかのiPadと比較してみましょう。
といってもiPad miniは、画面サイズが小さいため比較対象から外します。
そのため、新型iPadとiPad Airとの比較になります。
iPad AirはiPad ProのようなProMotionテクノロジーを持っていませんが、フルラミネーションディスプレイはもっています。また、色域も広いです。
そして比較表には書いていませんが、搭載されているCPUがiPad AirはA12 Bionicチップ(iPhone XSシリーズに搭載されている物と一緒)なのに対し、新型iPadは2世代前のA10 Fusionチップです。
そのため、新型iPadは今後のOSアップデートで動作が重くなったり、サポート対象外になる可能性が高いです。
⑤まとめ
お金があるなら、iPad Pro一択です。
iPad Airと新型iPadで比較するならば、iPad Airをオススメします。
その理由は以下の通りです。
- iPad Airの方が高いように見えるが、容量当たりの金額はiPad Airの方が安い(32GB当たり→iPad Air:27400、新型iPad:34800
- iPad Airの方が新型iPadよりも27g軽い
- iPad Airに搭載されている液晶の性能が新型iPadよりも上
- iPad Airに搭載されているCPUは、ほぼ最新のものだが、新型iPadには2世代前のCPUが搭載されているため、新型iPadは今後のOS更新によりサポート外となったり、動作が重くなる可能性がある(=新型iPadの方が速く使えなくなる可能性がある)
以上のことから、勉強やイラストをこれから始める方で、あまりお金をかけたくない方は、今回発表された新型iPadよりもiPad Airをオススメします。
ですが、一番ストレスなくきれいに書けるのはiPad Proです。
お金に余裕がある方は、ぜひご検討ください。