こんにちは!
Thinkです。
今回は、環境計量士(濃度関係)の受験勉強として、高校レベルの化学をどのように勉強したらいいのか、書いてみました。
なお、法令やJISといった、環境計量士全体の勉強方法は以下の記事にまとめてありますので、ご覧いただければと思います。
①どのような化学知識が必要か?
繰り返しにはなりますが、基礎化学はもちろんのこと大学入試レベルの化学知識は必要です。
ですが、いきなり大学入試レベルの化学を勉強しても、難しくて覚えることができません。化学に限った話ではないですが、もちろん基礎が大事です。
また、近年は化学の雑学的な知識が必要な問題も出題されるようになってきました。
(例えばノーベル賞受賞者についての問題)
そのため、ただ単語や反応式を覚えるだけでなく、その単語や反応式に関係するコラムが記載されていれば、その部分も一緒に覚えたほうが良いです。
②勉強するために必要な情報をどうやって入手するか?
大学入試レベルの化学と基礎化学が両方記載された参考書をオススメします。
私は以下のリンクの参考書を購入しました。
この本をオススメする理由
✅化学図録のようにカラー写真や反応の図解が豊富、内容が記憶に残りやすい。
✅化学の基礎である化学の歴史の部分から応用まで解説されている
✅大学入試の内容だけでなく大学で習うレベルの化学の情報も含まれている
✅環境計量士に必要な分析化学についても触れられている
③基礎化学を覚えるのも難しいほど化学が苦手な方はどうすればいいか?
どうしても化学の勉強が苦手な方のために、化学を勉強する上で何に注意して勉強すれば良いか、私がnoteを書きました。
↓以下のリンクになります。
有料の記事になっていますが、化学を勉強する上で意識することに重点を置いた記事になります。
④特にどのような内容が重要か?
すべての部分を勉強するに越したことはないのですが、最低限以下の内容を理解することを推奨します。
化学の歴史や、高分子化学については、時間があるときでよいと思います。
出題数は少ないので、優先度は低いです。
- 原子や分子の構造を理解すること
- 原子や化合物や溶液の性質を理解すること
- 化学反応式が書けること
- 酸、塩基、中和について理解すること
- 金属のイオン化傾向を理解すること(特に電気分解、電池)
- 物質の状態と化学平衡について理解すること
- 熱化学方程式について理解すること(特に+、-と発熱、吸熱の関係性)
- 光が化合物に与える影響を理解すること(特に光の吸収)
- 電離定数とそれを活用したpHの求め方を理解すること
- 有機化学について反応と、反応理由(反応機構)を理解すること
これらの内容を理解できれば、環境計量士の環化は合格点まで解けると思います。
また、環濃についても、これらの内容に基づく推理により、比較的点数が取れると思います。