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【レビュー】最軽量のThinkPad! ThinkPad X1 Nanoをレビュー

こんにちは!

Thinkです(Twitterアカウント👉https://twitter.com/Think_blog_2019)

 

今回は、レノボ様からノートパソコン「ThinkPad X1 Nano」のレビュー機をお借りすることができましたので、記事を書きました。

 

ThinkPad X1 NanoはThinkPadシリーズの中で一番軽いノートパソコンです(2021年12月現在)

 

ThinkPadは頑丈なことで有名ですが、その反面、同じ画面サイズの他社製ノートパソコンと比較して重い傾向でした。(統計とったわけではないので、私の個人的な感覚です)

 

そんななか、満を持して発売されたのが、このThinkPad X1 Nanoです。

ThinkPad X1 Nanoは、13.0型の液晶ディスプレイを搭載しつつ、重量1kg未満というThinkPadとして最軽量の機種です。

 

ThinkPadはこれまでも、12インチクラス、13インチクラスのモバイルノートパソコンを販売してきましたが、いずれも1kg以上でした。

 

すでに他社が同サイズのディスプレイを搭載しながら、1kg未満のノートパソコンを発売する中、ようやくこのThinkPadにも1kg未満のモデルが発売されました。

 

ThinkPadは総じて耐久性が高く、キーボードのうち心地が良い上に、ホームポジションを崩さずにマウス操作が行えるトラックポイントという独特なインターフェースを搭載していて、ほかのノートパソコンと比べてよりモバイル向けのノートパソコンです。

 

そのため

1kg未満のThinkPadが欲しい方

頑丈で軽量なノートパソコンが欲しい方

ホームポジションを崩さずにマウス操作したい方

ディスプレイの縦横比16:10の環境で作業したい方

キーボードが熱くならないパソコンが欲しい方

はぜひご覧ください。

 

 

①レビュー機の仕様


今回お借りしたレビュー機の仕様は以下の通りとなります。

 

<CPU>

intel Core i7 1160G7

GPU

CPU内蔵

<メモリ>

16GB

<記憶装置>

SSD512GB(m.2、NVME)

<ディスプレイ>

13.0インチ 2K IPS液晶(2160×1350)

<インターフェース>

・マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボジャック

USB3.1 Gen2×2(Thunderbolt4対応)

無線LAN:WiFi6搭載/Bluetooth

WEBカメラ(Windows Hello顔認証カメラ搭載)

・指紋センサー

・内蔵カメラ:HD 720p、ThinkShutter付き

<寸法>

292.8mm(幅)×207.7mm(奥行き)×13.87mm(高さ)

<重量>

約907kg

<バッテリー駆動時間>

最大22.8時間

 

本機種は購入時にカスタマイズすることができ、レビュー機よりも更に高性能にすることができます。

本記事を書いている2021年12月時点では以下の項目がカスタマイズできます。

 

<CPU>

intel i7-1160G7、i5-1130G7

 

<メモリ>

最大16GB

 

<記憶装置>

最大1TB

 

<ディスプレイ>

13.0インチ 2K IPS液晶(2160×1350)

13.0インチ 2K IPS液晶(2160×1350) マルチタッチパネル

 

ほかのThinkpadと比較してカスタマイズで変更できる箇所は少ないです。
筐体をコンパクトに、そして重量を軽量化するためにメモリを基盤直付けにしたり、
SSDもほかのノートパソコンで使用している2280タイプのものではなく、一回り小さい2242タイプのものを搭載しているからですね。

 

SSDのカスタマイズについて>

2242タイプのSSDは2280タイプよりも販売されていませんので、カスタマイズでも最大で1TBまでしか選択できません。

 

一応、市場には2TBのものも販売されていますので、購入時のSSDは最低限のものを選択して、自分で交換するのも良いと思います。

(ただ、あまり有名なメーカーではないです・・・)

 

<ディスプレイのカスタマイズについて>

ディスプレイはタッチパネル搭載のものが選べますが、その分重量が増えてしまいます。
もともとディスプレイが回転する2in1タイプのノートパソコンではないので、よほどの理由がない限りタッチパネルを選択する意味はないと思います。

 

<CPUのカスタマイズについて>

バッテリー持ちと静穏性を優先するなら、Core i5モデル。

できるだけ性能を追求するなら、Core i7モデルを選べばいいでしょう。

 

<WWANのカスタマイズについて>

1kgを切るノートパソコンですので、ぜひ搭載したほうが良いです。

持ち運び前提のノートパソコンですので、携帯電話のネットワークがあるところで通信できるメリットは大きいです。

 

②外観


 

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天面は全体的に丸みを帯びている

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ディスプレイは狭額縁の16:10

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キーボードはEnter付近のキーが小さい

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左手側のポート類

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右手側のポート類

 

<筐体について>

金属とカーボンファイバーを組み合わせた筐体で、とても頑丈です。

天面が耐久性確保のためにドーム状になっていて、全体的に丸みを帯びたデザインに見えます。


とはいえ、よほどじっくり見ない限りは判別できないほどの形状なので、角ばったデザインが好きな方でも問題ないかと思います。

塗装がThinkPad特有のピーチスキン塗装な上に、端の部分も局面になっているので、触り心地が良いです。

 

全体的に隙間が少なく、まるで一枚の板のようにがっしりとした感触で、耐久性が高そうです。

 

<ディスプレイについて>

ディスプレイは発色がよく輝度が高いので、とても見やすいです。
また、縦横比が16:10なので、文書作成やWEBブラウジングをするのがとても快適です。

 

試しにゲームをしてみましたが、リフレッシュレート60Hzのディスプレイのわりに残像感ありませんでした。

もともとゲームをするようなパソコンではありませんが、このパソコンのようなモバイル重視のものでも、軽いゲームや設定を落としたゲームで遊ぶことができます。

 

「ちょっとゲームで遊ぼう」「動画でも観よう」といった動きが激しい映像を表示しても快適に使うことができます。

 

<キーボードについて>

キーボードはさすがThinkPadというレベルで、適度な反発感があり、押しごたえがあります。


ただ、キーを押し込んだ時の深さ(=キーストローク)が従来モデルよりも浅くなっているようで、今までのキーストロークに慣れている方にとっては、若干違和感があるかもしれません。

 

ただ、キーストロークが浅くなったとは言え、適度な反発感のおかげか、とても打ちやすいです。


前に購入したMacbook Airではキーストロークが浅いとキーを打つごとに指が痛くなってしまい、最終的に手放さざるを得なくなりましたが、このThinkPad X1 Nanoのキーボードはそのようなことにはなりませんでした。

キーボードの使い勝手が良い理由がもう一つあります。
それは、「キーボードが熱くならない」という点です。

 

他社のパソコンでは、CPUの発熱によりキーボード面が熱くなってしまい、快適に作業できないことが多いです。 

キーボードが熱くなるとなぜ作業が不快になるかというと、人によって理由が違うかもしれませんが、私の場合は手汗でキーボードがべた付いてくるのです。

 

他社ノートパソコンがどのくらい発熱するかというと、同じ画面サイズのモバイルノートパソコンで文書作成した場合、ファンが音を立てて回転して排気が始まるものの、それでもキーボード面が手汗が出るほど熱くなります。

 

それに対して、ThinkPad X1 NanoはCPUは発熱していると思いますが、ファンの音が静かですし、キーボード面が熱くなりません。

 

ThinkPad X1 Nanoの場合、一般的なモバイルノートパソコンよりも低消費電力のCPUを搭載している上に、レノボの「インテリジェントクーリング」という機能が働いて、使用者に熱が伝わりにくいように発熱をコントロールしているのだと思います。

 

もちろん、動画のエンコードやゲームといった、高負荷な処理をすると熱くはなりますが、これは意図的にCPUに高負荷をかけているので仕方がないことです。

 

<ポート類について>

ポート類はとても少なく、USB Type-C×2とマイクロフォン/ヘッドフォンジャックが左手側にあるだけです。

 

MacBook Airと同じポート構成になっています。

薄型化、軽量化を達成するために仕方がないことではありますが、USBフラッシュメモリーでデータをやり取りすることを考えるとUSB Type-A端子が1つあるとよかったかなと思います。

 

<充電器について>

付属の充電器は65W出力で、コンパクトでした。

また、市販のUSB PD充電器を使ってみましたが、充電できました。

自宅用の充電器、出張用の充電器をそれぞれ用意することができそうです。

 

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文庫本よりも小さい

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約250g

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市販のUSB PDでも充電はできた(ちょっと電流が少ない?)

 

SSDやメモリの交換について


 

残念ながら、今回は許可が得られず、メモリやSSDのアクセス性が確認できませんでした。

しかし、レノボでは保守マニュアルを公開していて、パーツの交換方法が書いてあります。

それを見ると、あくまでも自己責任にはなりますが、SSDのみ交換出来そうです。

マニュアルのリンクを掲載しますので、もし交換を検討している方はこちらをご覧ください。

 

ただ、搭載可能なSSDがm.2 2242タイプのみなので、入手しにくいです。

 

ベンチマーク 


 

CINEBENCH結果>

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CINEBENCH R20 測定結果(高パフォーマンス設定)

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CINEBENCH R20 測定結果(低パフォーマンス設定)

 

CINEBENCH R20のスコアが

高パフォーマンス設定で

マルチコア:2006

シングルコア:466

 

低パフォーマンス設定で

マルチコア:852

シングルコア:398

となりました。

このパソコンに搭載しているCPU「intel i7-1160G7」は、第11世代のCPUですが、同じ世代の中で消費電力が少ないもの(UP4)と消費電力が多いもの(UP3)があります。

intel i7-1160G7はUP4ですので、より消費電力が少なく、CPU周波数が低いものです。

 

今回のCINEBENCH R20の結果を見ると、同世代のCore i5 1135G7(UP3)よりも処理性能が高いです。

 

次についでにCINEBENCH R23のベンチマークも測定してみました。

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CINEBENCH R23 測定結果(高パフォーマンス設定)

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CINEBENCH R23 測定結果(低パフォーマンス設定)

 

高パフォーマンス設定で

マルチコア:4499

シングルコア:1381

となりました。

 

低パフォーマンス設定で

マルチコア:2212

シングルコア:1036

となりました。

 

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CINEBENCH R20 測定時の温度(高パフォーマンス設定)

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CINEBENCH R20 測定時の温度(低パフォーマンス設定)

 

CINEBENCH R20を測定しているときの温度を計測してみました。

高パフォーマンスだと、CPU温度が100℃近くまで上昇していて、この状態だと

ファンの回転が速く、音も発生します。

 

ただ、パフォーマンスを下げると、CPU周波数が低下して処理スピードが遅くなるものの、ここまで温度上昇を抑えることができます。

 

LENOVOのノートパソコンに搭載されているインテリジェントクーリング機能は、パソコンの使用状態を検知し、使用者が不快にならないように筐体の表面温度を自動で調節してくれます。

 

低パフォーマンス設定の結果を見る限り、ここまで発熱を落とすことができますので、「そりゃ文書作成程度では熱くならないわけだ」と納得しました。

ちなみに文書作成時は高パフォーマンス設定でしたが、この低パフォーマンス設定くらいまで下がっていたかもしれないですね。

 

試しに7分ほどタイピングをしてみて、その時のCPU周波数と温度を測定してみました。

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タイピング時の温度

CPU周波数が1秒単位で変化していますが、これはおそらくCPU温度が低いからだと思います。

連続して周波数をあげると、すぐにCPU温度が上昇してしまいますから、CPU温度の変化を見つつ周波数を調節しているのだと思います。

CINEBENCH R20では、CPUが連続して処理を行うプログラムなので、CPU温度が常に上昇してしまい、CPU周波数を上昇させることができなかったのでしょう。

 

4分付近でCPU温度が上昇していますが、触れないほど熱くなることはありませんでした。

常に高温になるわけではないので、熱を分散してキーボード面の温度上昇が緩やかになっています。

 

前述のとおり、他社のノートパソコンだと、同じ状況で文書作成してもキーボードが熱くなって快適に作業できないことがありますが、ThinkPad X1 Nanoで快適に作業できる理由がこのあたりにありそうです。

 

インテリジェントクーリング機能は、簡単に言えばCPUの性能を抑えるプログラムですので、パソコンの性能を追求する人にとっては邪魔な機能になりますが、そもそもそこまで高性能が必要な処理をする方は、モバイルノートパソコンは使わないほうがいいです。

 

⑤バッテリー駆動時間


バッテリー駆動時間はBBenchを使用して、フルHD60fpsの動画を再生し続ける方法で測定しました。

測定条件は機内モード、最低輝度で計測しました。

 

その結果

4時間9分

となりました。

 

新品ではなく、レビュー機なのでバッテリーが消耗している可能性もありますが、モバイルノートパソコンにしては短いかなと思います。

ただ、今回は動画再生で測定しましたが、文書作成だともっと駆動時間が長いでしょう。

 

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⑥まとめ 


良い点

ThinkPad(耐久性よし、キーボードのうち心地よし)で最軽量(1kg未満)

ディスプレイの縦横比が16:10

インテリジェントクーリング機能と低消費電力CPUで発熱が少ない

低消費電力CPUを搭載しているのに性能が高い

WWAN搭載も選択可能

 

悪い点・今後期待すること

USB Type-Aが1ポート欲しい

ヘッドフォンジャックをもっと手前に配置してほしい

 

このパソコンは「どこでも快適にタイピングができる」パソコンです。

また、CPUが低消費電力のものですが、普通の消費電力のものと大差ない性能を発揮しています。

 

以下の方にオススメします

1kg未満のThinkPadが欲しい方

頑丈で軽量なノートパソコンが欲しい方

ホームポジションを崩さずにマウス操作したい方

ディスプレイの縦横比16:10の環境で作業したい方

キーボードが熱くならないパソコンが欲しい方

   

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