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USB Type-Cとは何者なのか ~みんな混乱するカオスな現状~

こんにちは!

Thinkです

 

先日の記事の中でも触れた「USB Type-C」について、現在さまざまな転送規格が混在していて、みんな混乱するカオスな状態になっています

今回は「USB Type-C」がいったい何者なのか、まとめてみました。

 

先日の記事↓

 

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①そもそもUSBとは?

「USB」というのは「Universal Serial Busの略称で、パソコンとその周辺機器を接続するために作られた規格です。

例えば昔のPCはマウスやキーボードはUSB接続ではなく、PS/2コネクタという接続規格が使われていましたが、今はほとんどがUSB規格に統一されています。

 

②USBの形状

USBは以下のような様々な種類の形状があり、それぞれに名前がついています。

「USB Type-C」とはその中の形状の1つになります。そのため、説明書に「USB Type-C」と書いてあっても、コネクタの形状は「USB Type-C」でもどのくらいの転送速度で、充電対応かどうかはわかりません。

転送速度は、USB2.0USB3.0…のように、USBの後に表す数字(世代)で表されます。

 

これまでに発表されたUSBの種類

  1. USB Type-A
  2. USB Type-B
  3. USB Type-C
  4. Mini-USB Type-B
  5. Micro USB2.0 Type-B
  6. Micro USB3.0 Type-B

USB Type-AとUSB Type-Cは、USB2.0でもUSB3.0でも同じ形状です。

世代による違いは、データ転送に使う配線の数が異なり、世代が上がるほど配線が多くなります。

ですが、後方互換を持っているため端子形状が同じであればUSB2.0の機器でもUSB3.0端子に接続して使えます。

 

③カオスの元凶その1 USB3.0の改名

先ほど、転送速度は世代が上がるほど上昇し、USB2.0USB3.0のように数字で区別すると書きました。

ですが、USB3.0は途中で呼び名が変わりました。

2008年当初USB3.0が発表され、転送速度が前世代のUSB2.0の60MB/sから625MB/sと、約10倍にアップしました。

しかしその後2013年にUSB3.1 Gen2という規格が生まれたため、USB3.0USB3.1 Gen1と改名しました。

USB3.1 Gen2の転送速度はGen1(旧USB3.0)の2倍となり、1.25GB/sになりました。

DVD片面(4.7GB)のデータ量を4秒ほどで転送できるスピードです。

 

④カオスの元凶その2 USB PDの追加

USB PDは「USB Power Delivery」の略で、USBケーブルを使った電力供給機能になります。これは、USB Type-Cの形状から新しく追加された機能になります。

これはUSB PD対応機種でしか使えません。

規格上は、100Wの給電が可能ですが、接続機器とケーブルが何Wまで対応しているかによって変わってきます。

すべてのUSB Type-Cケーブル・端子が100Wに対応しているわけではないので、ケーブル購入するときは、何Wの給電に対応しているのか、ケーブルと接続機器の仕様をよく確認する必要があります。

 

⑤カオスの元凶その3 Alternate Modeの追加

USB Type-Cの形状は新しく「Alternate Mode」に対応しました。

これは、「USB Type-Cの端子とケーブルを使って、USB以外の規格の信号を流す」という機能です。

今のところ、Alternate Modeによって流せる信号は以下の2つが有名です。

  1. DisplayPort→これは映像出力のためのポートです。今までは、DisplayPort用の端子が存在し、そこから専用のケーブルを使って映像出力をしていましたが、Display Port Alternate Mode対応のUSB Type-Cであれば、USBによるデータ転送のほかに、映像出力も可能となります。
  2. Thunderbolt3→これはPCI Express3.0という、PC内部の高速転送に使われていた転送規格を、外付けの周辺機器にも使用できるように策定されたものです。1に書いたDisplay Portも含まれています。転送速度は最大で5GB/sで、DVD片面1枚分のデータが1秒で転送できます。

⑥まとめ

元凶1~3をまとめると以下のようになります。

  1. USB Type-Cとは、USBの端子形状のこと
  2. USB Type-Cの端子形状でも、「できること」は仕様によって変わってくる。
  3. 購入するときの注意点は以下の通り

注意点

  • USBの転送規格→USB2.0なのかUSB3.1 Gen2なのか?
  • USB PD→対応or非対応なのか?、対応なら何Wまで対応しているのか?
  • Alternate Mode→対応or非対応なのか?、対応ならどれに対応しているのか?

 最強なのは、USB3.1対応、USB PD 100W対応、Thunderbolt3対応ですが、対応する種類が多ければ多いほど高くなるため、用途に応じて選ぶ必要があります。

例えば以下のような商品が該当しますが、ケーブル長さが長くなるほど転送速度は落ちます。そのためThunderbolt3対応製品は1m以下のものが多いです。仕様をよく読んで購入するようお願いいたします。